過去の体験のイメージから、作られている悩み

 

 

 

悩みは、過去の体験のイメージから、身体が反応を起こすことで作られていることが少なくありません。

 

その過去は、覚えていないことであっても、無意識に反応を起こすと言われています。

 

私たちの脳はイメージと現実の区別がつかない、とも言われています。

 

例えば過去に、仕事でお客様と話がうまくできずに落ち込んだ、という経験があった場合。

 

同じ状況になったとき、無意識にその状況を思い出して怖れを感じ、身体がこわばって、うまく話せないと悩む。かつての私です。

 

そんなとき、これは今起こっていることなのか、過去に感じたことなのか、を意識してみることで、変化がありました。

 

お客様と話せなくて落ち込んだ経験があるのは事実だけれど、今日も話せないとは限らない、と切り替えることが出来るようになりました。

 

まだ起こっていないこと、過去の経験に悩んでいると気づいたおかげで、過去の自分も受け容れて、今の自分を生きることに繋がっています。

 

その過去があったおかげで、今度は、あらかじめお客様と楽しくお話しをさせて頂くために情報を掴んでおこう、などと考えるようになりました。

 

その時に落ち込んだことが、今に生きている、過去の自分に感謝しています。