部下と上手くコミュニケーションをとる方法

 仕事などで、人間関係をよりハートフルなものにするためには、自分が感じた事や、思う事を丁寧に言葉にすることが大切だと思います。

 

なぜなら、言葉をほんの少し変えるだけで、お相手への伝わり方が全く違ってくるためです。

 

部下を持つようになって、指導する立場になり、上手くいかずに悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。

 

どう褒めたらいいのか、わからない、、

 

もっとこうして欲しいのだけど、、、

 

そんな時は、言葉を少しだけ変えてみることで、お相手の方が言葉を受け容れやすくなります。

 

例えば、営業成績が伸びた部下がいた場合。

「〇〇さん、営業成績伸びたね、おめでとう!ずいぶん頑張ってたもんね」

 

主語があなたになっていると、評価の気持ちが入るそうで、場合によっては、お相手がその言葉を「そんなことない」と否定することもあるようです。

 

そこで、言葉を少し変えてみると、、「〇〇さん、営業成績伸びたね、おめでとう!ずいぶん頑張ってたもんね、私も嬉しいよ」

 

主語が私になると、私が感じた事のため、相手は否定することができません。

 

さらに、受け手が達成感を感じやすいと言われています。

 

この違いを、感じていただけるかと思います。

 

私自身、営業の仕事をしていた際に、一回り年上の方へ指導させて頂く立場になったことがありました。

 

その時に、お客様がお待ちの間、お茶を素早く出して下さった事に対して、「〇〇さん、いつもお茶を素早く出して下さって、ありがとうございます。とても助かります。」とお伝えしていました。

 

また、別の場面で、部下の方がお客様からお預かりした商品を、雑に扱ってしまっていたことがありました。

 

その際に、もっとこうして欲しいとお伝えするために、「対応ありがとうございました。ただ、今の対応だと、私がお客様だったら、えぇ、ってびっくりしちゃうと思うので、両手で持って丁寧に扱って頂けると、嬉しいです」など、私が感じたことをお伝えしていました。

 

その結果、部下の方から「あ、すみません、そうですよね」と受け容れて頂き、その後も円滑にコミュニケーションを築くことが出来ました。

 

仕事でも、プライベートでも生かすことができる、コミュニケーションの方法の一つです。

 

仕事などで、人間関係をよりハートフルなものにするためには、自分が感じた事や、思う事を丁寧に言葉にすることが大切です。