「したくても、出来ない人がいる、という事を知りました」
相手を理解したいと心から思い遣ることが、優しいコミュニティをつくることになるのかもしれません。
自分の普通である価値観を押し付けるのではなく、相手に興味を持って理解しようという姿勢が、お互いを尊重し、受け容れることになるからです。
お互いを受け容れるのではなく、「普通〇〇だよね」と自分の価値観を押し付けることで、誰かが苦しんだりすることは、悲しいことなのではないでしょうか。
例えば、昨日テレビ番組を観ていた時のことです。
その番組では、これからの感染対策についての特集を放送していました。
その中で、「マスクをつけたくても、つけられない人がいる」「アルコール消毒をしたくても、できないひとがいる」ということを知り、驚きました。
外部からの刺激に過敏に反応をしてしまい、日常生活に困難が生じる、感覚過敏がある方は、マスクをしていることが強いストレスになってしまうそうです。
アルコール消毒については、お酒が飲めないアルコール過敏症の方が手を消毒をすると、荒れしまったりするそうです。
事情を知らず「マスクをするのが普通であって、エチケット」「アルコール消毒をしないなんて、、普通するよね」という自分の価値観を押し付けてしまうことが、相手を苦しめてしまうことになるのかもしれません。
したくても、出来ない人がいる、このことを知って、今まで私は相手の方の事を想っていただろうか、と恥ずかしくなり、反省しました。
私が、もしこれから、マスクや消毒をしていない方を見かけたら、「何か理由があるのかもしれない」と、そんな眼差しであろうと思っています。
一人一人が、お互いを尊重する、そんな眼差しであったならば、優しい社会に繋がるのではないかと、そう思います。
自分の普通である価値観を押し付けるのではなく、理解したいと相手を想うことが、お互いを尊重し、受け容れ、優しいコミュニティをつくることになります。