「いい人ってどんな人なのか、どんな人で在りたいのかを、はっきり明確にすることが大切です」
人に嫌われないように、好かれようと「いい人」であろうとすることで、苦しくなってしまった経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時に大切な事は、自分の中の「いい人」という意識に向き合って、いい人ってどんな人なのか、どんな人で在りたいのかを、はっきり明確にすることです。
そうすることで、お互いに心地好いコミュニケーションをとることに繋がります。
実は、いい人というのは曖昧な表現で、「都合の良い人」、「無難な人」、「心地好い人」など、いろんな意味にも捉えられてしまうことがあるためです。
その中でも、私は「心地好い人」で在りたいと、そう思って日頃から心掛けています。
私の中の「心地好い人」のイメージは、相手の方に配慮しつつ、自分の意見をしっかり伝えて行動に移し、自分の人生を歩いている人。
「都合のいい人」、いい人に思われたい、という意識から、自分の状況を考えずに周りの都合や要望に合わせて応えようとする人、そんな風に捉えられてしまう事もあるようです。
私も、経験がありました。(あるんかい)
例えば、最近思い出したのは、営業の仕事をしている頃、夏休みの希望を提出する時のことです。
周りの先輩や同僚に合わせすぎて、全然自分の希望じゃない日にちにすることがありました。
もちろん、周りの方に配慮することは大切ですが、私の場合、周りに合わせすぎていて、休日出勤の時に頼まれて断れずに出勤することなどが多くて、苦しくなっていた頃がありました。
特に、いろんな仕事を抱えすぎたり、特に私の問題ではないものにも巻き込まれたりすることが多かったのを思い出します。
今の私は、こころの仕組みを学んで自分との向き合い方を知って、周りの人にとっての「いい人」でいなくても、自分には価値がある、と思えたんです。
今はお願い事や、誘われ事は自分の状況を見ながら判断して答えて、時には丁寧にお断りすることを実践しているところです。
それが、自分にとって優しい選択だと心地好さを感じます。
お互いが心地好いコミュニケーションをとるために大切な事は、自分の中の「いい人」という意識に向き合って、いい人ってどんな人なのか、どんな人で在りたいのかを、はっきり明確にすることです。